こんばんは。たまごころ編集長のたまちゃんです。
普段は土曜に発刊しているメルマガでコラムなどを書いているのですが、
もっと広くご覧いただきたいなと思い久しぶりにサイト上でも執筆していこうと思います。
(メルマガはこちら→メルマガのみの連載なども書いています http://archive.mag2.com/0001066201/index.html)
さて、今年はイクメンの話題が絶えない年になりましたね。
先日発表された今年の流行語大賞にもトップテンとして入りました。
イクメン元年。イクメンがようやく世間全体で注目されはじめた年だったと思います。
この話題はメルマガでも取り上げたのですが、
実は「イクメン」を知っていない人は意外にも多くいることがわかりました。
というのも、流行語大賞が発表されてから「イクメン」をキーワードにツイッターなどで発言を見てみましたが、
「流行ってた?」「初めて聞いた」といった声が多かったのです。
(メルマガでは、この話題とあわせて「イマドキ家族の調査」についても触れていますので、良かったらご参照ください)
このサイトをご覧の方であれば、すでに多くの方が「イクメン」という言葉に出会い、そしてそれが何かを知っているはずです。
実際に、ネットやテレビ以外でも、「イクメンプロジェクト」のポスターは官公庁・役所などに貼られていますし、
結構露出度は高いはず。
しかしなぜ、多くの人が「知らない」になるのでしょうか?
私はここに、この問題がいかに主体的に捉えられていないかということが表されているのだと感じました。
例えば、まだ結婚をしていない状態であれば、子どもを育てるということについては自分のこととしては捉えないでしょう。
また、子育てを終えていたり、すでに子どもさんが中学生、高校生ぐらいになっていれば、いくら経験者であっても、感覚はずいぶん違ったものになるのだと思います。
要するに、他人事であるということなのです。
「そりゃそうだよ」
という声が聞こえてきそうですが、私がここで表したいのはそんな気持ちの問題ではありません。
イクメンが課題として捉えているワークライフバランスは、その周りの人によって大きく左右されると考えているからです。
たまごころでは、ニュースをはじめイクメンリアルなどの独自企画などを通してイクメンの姿を考えていますが、
例えば「上司」という人がどんな人であるかによって、イクメンが目指したいことが出来るか出来ないかが大きく左右されている現状が多くみられます。
多くのイクメン(を目指す人)は、打開に向けて奮闘していますが、空回りを起こしたり、反発を招いたり、スムーズにいっていない場合が多くあります。
もちろん、イクメン自身の努力は必須としながらも、実は、周りの人の理解が不可欠なのです。
「しかし、なぜ今になってイクメンなんだろう」
こういった声も聞かれてきそうです。
ですが、私はイクメンの流れは必然的に誕生してきたのだと思います。
会社で活躍する機会が少なくなったとか、家庭で生きる楽しさに気づいてきたとか、いろいろな考え方があるのでしょうが、大きな目的は女性の社会進出の影響かと思います。
男性が育児への関わりが大きいほど、女性の社会復帰が早いなどの統計データをご覧になった方も多いと思います。
いままで当たり前だった「男性=仕事」という考え方は、潜在的に「女性=育児」というイメージを与えていました。
しかし、「女性も仕事」という流れが徐々に広まってくる中、「男性も育児」という必要性が生まれたのです。これはものすごく自然なことだと思います。
もちろん、世の中で言われている「イクメン」の方たちは、こんなことを考えてやっているわけではなく、あくまで自発的に育児もしたいという考え方だと思います。
しかし、その人たちが、例えば「女性にもたまには育児から開放されてほしい」、つまり女性も自分の好きなことをやってほしいと思っていることも事実です。
育児は本当に大変ですが、二人でやれば苦労は半分。楽しさは2倍になります。
でもこれが実際に子どもを持ってからでないとわからないというのであれば、なかなか周りには浸透しません。
そこで、今回のタイトルにもさせていただいた「広がる“若年者向け”イクメン講座」です。
NPO法人 ファザーリング・ジャパン代表の安藤哲也さんのブログにこんな記事がありました。
今度は中学校で!/Fathering Japan 活動日記
http://ando-papa.seesaa.net/article/171887660.html
なんと、中学校で、イクメンに関するお話をされたというのです。
以前、大学生の学生団体Fathering Japan Student’s(http://www.befathering.com/)による学生向けの活動についてはお聞きしたことがあったのですが、中学生というのは驚きでした。
しかし、中学生からイクメンについて考えてもらうというのは、ものすごく価値のあることなのではないかと思います。
それはどうしても想像できない「育児」について、早くから考える機会を持ってもらうことで早いうちから子育てへの理解が深まっていくからだと考えます。
すると何がいいかというと、一番わかりやすいのが就職活動だと思います。
もちろん、今でも多くの大学生が、将来を考えに考えて就職先を決定するものですが、そこに「子どもが出来た自分をどれほど想像できているか」は疑問が残るはずです。
そんなこと真剣に考えたことないからです。
将来、結婚して子どももほしいけど、だからといってどういった視点で考えたらいいのかわからないのが実情だと思います。
こういった若者が変わってこれば、企業として受け入れるために大人は対応していくしかありません。
つまりは、今後の日本を変えていく上で、若者から変えていくというのはものすごく大切なことなのではないかと、そう思いました。